テント倉庫のバリエーション
テント倉庫はシンプルな構造とリーズナブルな施工費用が特徴です。鉄骨フレームにテント膜を張ったものなので工期も短くなっています。
シンプルゆえにバリエーションはないと思われがちですが、そうではありません。「固定式・閉鎖型」は四方をシートで覆われているタイプです。雨や風に対応できるので、資材や商品の保管に適しています。積雪に強いテント膜もあり、雪深い土地での使用も可能です。このタイプの注意点は夏場の空調で、温度が上がりすぎることがあります。
「固定式・側面開放型」は荷捌き用テントなどとも呼ばれ、片側・両側の壁が開いています。空調の心配はありませんが、雨風が入り込むのがデメリットです。雨対策にカーテンを取り付けることが可能で、風対策としては骨組みが「閉鎖型」より強固で、そのぶん価格が高くなっています。
「可動式」は伸縮テントとも呼ばれ、テント倉庫そのものが伸縮するのが特徴です。使用しない場合は縮めて小さく設置することが出来ます。開口部が大きいので、大きな建材の収納や保管にも向いています。
目的や用途に応じて選べる!テント倉庫の種類
テント倉庫は、様々な用途に対応する為様々な種類があります。災害時の本部や救助隊や警察などの活動拠点となる防災テントは、まるで小さな家屋のようなスタイルをしており、中に入れば外部の視線を遮ることもできます。最も一般的なのが、パイプ倉庫でしょう。パイプを組みシートを被せればトラクターやコンバインなどの農業機械や工具、自動車などの保管や駐車スペースにできるため、個人宅でも活用できます。
自転車やバイクなどを収納できる小型の簡易物置型のテント倉庫もあります。数ある種類の中でも最もコンパクト設計されているため、文字通り物置代わりに利用してもらえます。運動会や体育祭、イベントなどに役立つのが開放的な行事用テント、クリーンブースとして使えるものや様々なものをホコリや外部から遮断できる遮蔽ブースは蛇腹スタイルをしており、必要に応じてサイズ調整できます。テント倉庫はイベントからキャンプ、自宅の物置やカーポート代わりにうってつけです。